ほうしてこの
向
(
む
)
こうで、
栗
(
くり
)
やら
柿
(
かき
)
やらをいっぺことごっつおになったろも、
それっきりその
人
(
ひと
)
がどっか
行
(
い
)
ってしもうて、
おらたち
家
(
うち
)
に
帰
(
けえ
)
らんねなった」